著者: ZONG 編集部 | ZONG 技術ガイド
Thunderboltドックの選び方と映像出力と給電の上限Quick answer: 結論として、4K 60 Hzの画面2枚と85 W級の給電を同時に使うなら、Thunderbolt 3以上のホスト端子と40 Gbps対応ドックの組み合わせが必要です。USB 3.2 Gen2のホストでは10 Gbpsに制限され、画面1枚と60 W前後が現実的な上限になります。まずPCの端子を確認してください。購入前に端子表記を見てください。
Thunderboltドックの能力は、ホスト側の端子でほぼ決まります。Thunderbolt 3または4のポートなら40 Gbpsと最大100 Wの給電を1本で賄え、USB 3.2のType-Cでは映像も給電も細くなります。選定の起点は筐体の仕様ではなく、PC側の端子です。
ドックの能力はホスト端子で決まる
Thunderbolt 3と4は40 Gbpsの帯域を持ち、映像、USB、有線LAN、給電を1本のケーブルにまとめられます。ホストがUSB 3.2 Gen2のType-Cだと、帯域は10 Gbpsまで落ちます。
同じ形状でも中身は違います。仕様表のUSB4やThunderboltの表記で映像対応を確認してください。
40 Gbpsと10 Gbpsの差が出る場所
外部SSDの転送と4K映像を同時に使うと差が顕著です。当社の設置検証では、10 Gbpsのホストで画面が30 Hzに落ちました。
給電はホストの受電仕様に従う
ドックが100 W対応でも、ホストが65 Wまでなら充電は65 Wで止まります。差は発熱と充電時間に出ます。
映像ケーブルは1本ずつ確認する
DisplayPort 1.4の4K 120 Hzは32.4 Gbpsを要します。付属ケーブルが非対応の例もあるため、規格表記を見てください。
映像出力の上限は何で決まるか
画面の枚数は、ドックの端子数だけでは決まりません。ホストのGPU、DisplayPortの帯域、MSTの対応状況が関係します。
4K 60 Hzは1枚あたり約12.5 Gbpsを消費します。2枚同時なら25 Gbps前後となり、40 Gbpsの帯域でも余裕は小さくなります。
MSTとSSTの違い
MSTは1本の映像ストリームを分岐して複数画面を出します。SSTは1画面ずつで、端子数に応じて画面を増やせます。
USBと映像の帯域配分
USB 3.2の通信と4K映像を同居させると、映像に使える帯域は減ります。優先順位を決めてから端子を割り当ててください。
リフレッシュレートの落とし穴
解像度を保てても60 Hzから30 Hzへ落ちる場合があります。接続後にOSの表示設定で確認してください。
比較表: ホスト端子ごとの上限
下表はホスト端子ごとの上限をまとめたものです。数値は規格値で、実際の画面数は機器の実装で変わります。
給電は電源アダプタとの組み合わせで決まります。
| ホスト端子 | 最大帯域 | 画面数 | 給電 | 確認点 |
|---|
| Thunderbolt 3 | 40 Gbps | 4K 60 Hz x 2 | 最大100 W | 2画面で帯域が逼迫 |
| Thunderbolt 4 | 40 Gbps | 4K 60 Hz x 2 | 最大100 W | 要件が明確で選びやすい |
| USB4 Gen3 | 40 Gbps | 4K 60 Hz x 2 | 最大100 W | 旧機器との相性を確認 |
| USB 3.2 Gen2 | 10 Gbps | 4K 30 Hz x 1 | 最大100 W | 映像はAlt Mode依存 |
| USB 2.0 | 480 Mbps | 非対応が多い | 最大7.5 W | ドック用途には不足 |
設置シナリオ
会議室と在宅の2場面で、必要になる帯域と給電を比べます。
どちらもケーブル1本で着席できる構成です。
よくある質問
導入前に確認される質問を5つ選びました。
回答はホスト端子が混在する職場を想定しています。
ドック経由で何枚の画面を出せますか
多くの場合で4K 60 Hzの2枚までです。3枚以上は帯域とGPUの制限を受けます。製品の対応表で確認してください。ホスト側の仕様も確認が必要です。
充電速度は落ちますか
ホストの受電上限に従うため、ドックが100 W対応でもPCが65 W対応なら65 Wで充電されます。実測でも充電時間に差が出ます。
USB 3.2のPCでも使えますか
使えますが、帯域は10 Gbpsに制限されます。画面は1枚、給電は60 W前後が現実的な上限です。購入前に端子仕様を確認してください。
映像が出ないときの確認点は
ケーブルの規格、ホストの映像対応、表示設定の3点を順に確認します。ドックのファームウェア更新で直る例もあります。まず別のケーブルで試してください。
発熱は問題になりますか
連続使用で筐体は温かくなりますが、多くの場合で動作に影響しません。風通しのよい場所に置き、排気口をふさがないでください。ラック内では放熱に注意してください。
次のステップ
ドックを選ぶ順序は、ホスト端子の確認、必要な画面数の整理、給電の見積もりの3段階です。この順序を逆にすると、購入後に帯域不足が分かります。
構成の相談は技術窓口で承ります。https://zh-zong.com/contact/ 、zongcarrie@zh-zong.com 、+86 13543026126 までご連絡ください。
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出典: VESA DisplayPort; VESA Standards; USB-IF USB4