著者: ZONG 編集部 | ZONG 技術ガイド
DisplayPort MSTは帯域の配分で台数が決まるQuick answer: 1920×1080/60Hzの3画面なら、DisplayPort 1.4の32.4Gbpsで多くの場合収まります。3840×2160/60Hzを含む構成では2台が現実的です。MSTは映像を多重して同じリンクへ流す仕組みで、各画面の帯域は固定ではありません。表示機器のMST対応を最初に確認してください。
DisplayPort MSTで多画面を組む場合、台数を決めるのは解像度とリフレッシュレートの合計帯域です。1本のケーブルで複数画面を送れますが、総量がリンク速度を超えると台数を減らす必要があります。まず1920×1080/60Hzなら3台前後が目安と考えてください。
1本のケーブルで複数画面を送る仕組み
MSTは1本のリンクに複数の映像ストリームを多重し、各モニターへ振り分けます。分岐はハブでもデイジーチェーンでも考え方は同じです。ホスト側はリンク速度の範囲でストリームを配分します。
配分は固定ではなく、解像度とリフレッシュレートの組み合わせで変わります。同じリンクでも4Kを1台入れると、他の画面へ回せる帯域は減ります。
ストリーム数と台数は別物
MSTのストリーム数は機器側の上限で決まり、多くの製品では2から4です。台数は帯域の合計でも制限されます。仕様表のストリーム数だけで台数を決めると、帯域不足で解像度が落ちます。
デイジーチェーンの限界
デイジーチェーンは各モニターにMST出力が必要です。非対応の機器を挟むと、そこから先へ信号が渡りません。接続順は帯域の大きい画面を上流に置くと安定します。
ハブ構成との使い分け
ハブは1台から複数へ分岐するため、机下の配線をまとめやすいです。デイジーチェーンはケーブル本数を減らせますが、1台の故障で下流が全て止まります。会議室ではハブが扱いやすいです。
帯域配分の比較表
次の表は8bitカラーの目安で、実際の必要帯域は機器により変わります。
リンク速度はDisplayPort 1.4で32.4Gbps、実効のデータレートは25.9Gbps前後です。
合計で判定する
各画面の帯域を足し、実効レートに収まるかを確認します。余裕が1割を切ると、リフレッシュレートが落ちる場合があります。
圧縮機能の有無で変わる
圧縮に対応した機器同士なら、見かけ上多くの画面を載せられます。ただし中間の機器が非対応だと効果は出ません。
| 解像度 | 60Hz時の帯域 | 2台構成 | 3台構成 | 確認点 |
|---|
| 1920×1080 | 約3.2Gbps | 可 | 可 | 余裕が大きい |
| 2560×1440 | 約5.6Gbps | 可 | 条件付き | 合計16Gbps超 |
| 3840×2160 | 約12.5Gbps | 条件付き | 不可 | 25.9Gbps上限 |
| 3440×1440 | 約7.4Gbps | 可 | 条件付き | 配分の調整 |
| 1920×1200 | 約4.0Gbps | 可 | 可 | 回転表示も可 |
設置シナリオ
現場では会議室の画面拡張と、業務デスクの増設が典型です。
どちらも上流の帯域とMST対応の有無を先に確認します。
よくある質問
導入前の問い合わせが多い点を整理しました。
構成は機器の組み合わせで変わるため、余裕を見てください。
MSTとSSTは何が違いますか。
SSTは1本のリンクに1画面、MSTは複数画面を多重します。MSTは分岐機器と対応モニターが必要で、非対応ならSSTとして動作します。
何台までつなげますか。
台数は帯域とストリーム数の両方で決まります。1920×1080/60Hzなら3台前後、4Kを含むなら2台が目安です。仕様表の数値だけでは判断できません。
途中のモニターが非対応だとどうなりますか。
その先へ信号が渡らず、下流の画面は映りません。全台がMST対応か、中継出力があるかを購入前に確認してください。
解像度が勝手に下がる原因是何ですか。
帯域の合計が実効レートを超えている可能性が高いです。1台減らすか解像度を下げると復帰する場合があります。
USB Type-Cからでも使えますか。
代替モードでDisplayPort信号を出せる機器なら使用例があります。ただしMST対応の可否は機器ごとに異なるため確認が必要です。
次のステップ
まず接続したい画面の解像度とリフレッシュレートを一覧にし、帯域の合計を出してください。その値が25.9Gbpsに収まるかで台数が決まります。
構成の相談は次の窓口へ連絡してください。https://zh-zong.com/contact/ 、zongcarrie@zh-zong.com 、+86 13543026126 まで連絡いただければ、機器の組み合わせを確認して提案します。
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出典: VESA DisplayPort; VESA Standards; USB-IF USB4